TKTX麻酔クリーム

TKTXとは、皮膚の表面へ塗ることで局所的な麻酔効果を得ることができる「麻酔クリーム」のことです。

主な用途としては、 タトゥー(刺青)、レーザー脱毛、ピアス、ダーマローラ(マイクロニードリング) など、皮膚に負担をかける施術において、痛みを軽減・緩和させることで快適に行える非常に便利なアイテムです。

※ダーマローラーは肌のハリ不足や小じわ、ニキビ跡といった肌の悩みを改善するため、マイクロニードル(細かい針がたくさん付いたローラー)で目に見えない無数の傷をあえてつけることによって自然治癒力を活性化しての回復を促し肌表面をきれいにする方法

また、一部の皮膚疾患や痛みの治療などの用途でも使用されることがあります。

 

麻酔クリームの主成分リドカインとプリロカイン

麻酔クリームの成分リドカインとプリロカイン

TKTX麻酔クリームの主成分には、局所麻酔薬であるリドカインとプリロカインを含んでおり、これらの成分は痛み信号が神経から脳に送信されるのを一時的に阻止することで局所的な麻酔効果を表すものです。

リドカインは、1940年代にスウェーデンの化学者Nils LöfgrenとBengt Lundqvistによって新たな局所麻酔薬として開発され、手術や他の痛みを伴う医療処置を受ける際に、痛みを軽減する目的で使用されてきました。
 

 リドカインを含む製品は一般的に局所鎮痛剤として広く使用 されており、薬局やドラッグストアでも成分が含まれたものを市販薬として購入することができます。

この成分が痛みやかゆみを和らげるために、ヘルペスや水虫などの皮膚の病状の治療、日焼け後のケアや虫刺され、小さな切り傷や擦り傷の治療にも利用されることがあります。

こうしてリドカインは長年にわたってその効果と安全性が認められ、身近な存在として広く使われています。

 

TKTXは国内の薬局や通販で購入できない

非常に便利な麻酔クリームですが、 TKTXは国内の薬局や通常の通販で購入することはできません。 

同じようにリドカインの成分が含まれている多くの薬が販売されている中でなぜなのか?

この理由は、麻酔クリームに含まれる麻酔成分(リドカインやプリロカイン)が一定以上の濃度にあるためで「医薬品」のカテゴリーに入るため、通常の薬局や通販での取り扱い(販売)ができないためです。
※より正確には販売や発送に特別な資格や許可が必要なため

ではどのようにして入手すればよいのか?

それは、海外から個人的な輸入を行うことで手に入れることができます。

国内では不可となっているのに海外から取り寄せればOKなのはおかしいのでは?と思うかもしれませんが、この方法については厚生労働省も「個人」での輸入に関しては例外的に許可を出しています。

「個人輸入」は初心者にとってはハードルが高い作業ですが、「個人輸入代行」を利用することで手間なく入手することが可能となります。
※個人輸入代行も認められています。

 

TKTX麻酔クリームは塗るだけで効果

使用法としては、施術前に皮膚に塗布しておくことでクリームが皮膚に浸透していき、痛みを感じる神経を一時的に麻痺させます。
※効果が表れるのは塗ってから約30~90分後

麻酔クリームを塗った部分は一定の時間(2~3時間ほど)痛みなどの刺激を緩和・軽減します。

長時間塗ったままでの放置や、クリームの拭き取り忘れは肌がかぶれたり、アレルギーが出たりなどの副作用が出たりする原因となるのできちんと拭き取って、時間を守って利用してください。

 

TKTXで気をつけるべき注意点

麻酔クリーム使用の注意点

麻酔クリームの用途としてはあくまで皮膚表面にのみ使用することが推奨されていて、例えば眼や体内(粘膜)には使用しないでください。

また、 アレルギーや特定の健康状態(特に肝臓疾患)を持つ人々は、使用前に医師に相談してください。 

この理由として、一部の人々はリドカインやプリロカインなどの麻酔成分に対してアレルギー反応を示す可能性があるためで、TKTX麻酔クリームを使用する前には必ず医療専門家への相談や、パッチテストを行うことが推奨されています。